「増田 勉展」2日目もうれしい秋晴れです。
浅草見物をされながら、お散歩がてら
隅田川を渡ってきてくださる方も多く、
増田さんもお客様から浅草情報を仕入れていました(笑)
以前からもお知らせしていましたが、
今回の個展では、さまざまな釉薬の器が入荷しています。
特に増田さんの釉薬に多いのは、灰釉のもの。
長野から運んだ林檎の木の灰や、
近くの植木屋さんからもらったという、
いろんな木材の灰、
それから、籾を利用した籾灰。
灰を使った釉薬は、比較的安定もしにくく、
(もう手に入らない!なんてことも)
リスクも大きいものですが、
増田さんは、そのリスクはあるけれど、
土の素朴な味わいを出すために、
やっぱり使いたいんです。とおっしゃいます。
たくさんの灰釉を試して、作ってこられた増田さん、
灰を見るだけで、どんな色に仕上がるかが
ある程度見えてくるそうです。
そのくらい、今の器の色合いを出すために、
作り込まれているんですね。
これは何の灰ですか?と聞いただけで、
そのバックグランドがとても広いことを知ります。
やっぱり直接作家さんにお話を聞けるのは、
とても楽しいですし、
お客様がいつもおっしゃってくださるのは
「器をより身近に感じます。」ということ。
本当にそうだなと思います。
増田さん、本日までの在店予定でしたが、
明日からも、お立ち寄りくださる予定です。
(詳しい予定は決まっておりませんので、
もし、お会いしたい方がいらっしゃいましたら、
お電話でお確かめください。)
明日までが連休ですね。
皆さま、どうぞよい休日をお過ごしくださいね。