前回から2年経っての開催となった深田さんの個展。
今回は、雪に見舞われた日もありましたが、
たくさんのお客様にご来店いただき、
作家の深田さんも、
「申し訳ないような…、でも本当にうれしいことです。」
とおっしゃっていました。
でも、本当にその通りです…。
ありがとうございました!
今回の個展は、季節柄もあって、
あたたかいお料理を連想できるようなアイテムが多く並びました。
土鍋やスープボウル、パンをのせられるお皿、
ポトフが似合いそうな鉢、などなど。
また、初日の「冬野菜のスープイベント」では、
中川たまさんをはじめ、トレさん、
iyaさんのおかげで、店内の、雰囲気も、
とてもあたたかなイベントになりました。
ご参加くださったお客様はもちろん、
改めて、ありがとうございました。
深田さんの器は、多くの方が、
あたたかみのある器。という印象があると思いますが、
今回は、それ以上に、さらに力強さを感じるものも多く、
器それだけで、安定した存在感があるように感じました。
深田さんご自身は、とても繊細できれいな女性。
器の印象から、お会いされて、驚かれるお客様ばかりでした。
でも、私は何度もお話させていただいているせいか、
今回の力強い作品も深田さんらしいなと感じていました。
深田さんの芯の強さというか、内に秘めた個性が
私に伝わってくる気がしたんです。
そんな風に、前回とはまた違った雰囲気の個展。
変わらないものと変わるもの。
当たり前のことかもしれませんが、
改めて、そんな日々の流れを感じました。
また、初日は、たくさんのお客様がいらしてくださり、
おひとりづつ、なかなかお話する機会もなく、
申し訳ありませんでした。
追加の入荷後に、再度ご来店くださったお客様も多く、
その時には、ゆっくりお話させていただけました。
またお会いできるのを楽しみにしています。
そして、最後に。
今回、柚子のケーキをお持ち帰りくださった皆さま、
喫茶をご利用くださった皆さま、ありがとうございました。
最近は、お持ち帰りのお菓子を
毎回買ってくださるお客様も増え、
言葉にならないくらいうれしいです。
本当に「うれしい」という言葉以外の表現が見つかりません…。
作ったお菓子を食べていただける。
そのことが何よりうれしいのです。
喫茶では、お菓子の作る工程のお話もさせていただいたり、
中にはお菓子作りの得意なお客様もいらして、
ますます緊張しながら(笑)、召し上がっていただいたり。
次回は、少し春の気配を感じられるような、
お菓子を…と思っています。
お花を見て、季節を感じるように、
甘いものでも季節を感じていただけたら、
今からそう思っています。