秋晴れが続く吾妻橋。秋は本当に過ごしやすいですね。
さて、昨日お届けした金継ぎ教室の様子。
今日は、2週目の作業についてのお知らせです。
金継ぎは、どうしても途中で1日以上の乾燥が必要になります。
なので、2週に渡って、通っていただく予定なのですが、
仕上げの前に、ちょっと漆体験をしていただこうと思っています。
それが摺漆(すりうるし)。
利休箸という、おもてなし用によく使われるお箸に
漆を摺り込んでいただく作業です。
一度摺り込むだけでも、耐水性がグンと上がる漆。
摺り込むことで、落ち着いたシックな表情になって
生まれ変わります。
右がそのままの状態のもの、
左が摺漆を施したものです。
印象がガラリと変わりました。
こちらは、5回ほど作業を繰り返していますが、
一度だけでも、十分色合いが深くなります。
取り箸としてお使いいただけそうな
お箸に仕上がります。
すでに出来上がっているものでも、
こうして自分の手で施すことによって、
きっと愛着も生まれてきますよね。
器の金継ぎだけでなく、
そんなことも体験していただけたらなと思っています。