気が付けば、窓から差し込む光は、
穏やかなオレンジ色になっていました。
今日は午前中から器の撮影をしていたのですが、
気が付けば、いつの間にか写真には、
午後の光の色が映っています。
写真を撮っている時間は、器と向き合っている時間。
(ちょっと格好良く書いてますが…)
やっぱり時間が経つのも忘れてしまします。
特に、お店にいらっしゃることの出来ないお客様へは、
器の表情を伝える大事な手段のひとつ。
これからも、その器のいい顔を撮っていきたいと思っています。
今日は写真のお話しを書いているので、
ご来店されたお客様からよくあるご質問についても書こうと思います。
「店内の写真を撮っていいですか?」と言ってくださるお客様がいらっしゃいます。
どあんでは、基本的に店内の撮影を禁止しておりません。
ですので、ご自由にお撮りいただいています。
それは、お客様が撮りたいな、と思ってくださるお気持ちにお応えしたい、
という思いと、そうすることで、喜んでいただけるなら、という思いからです。
私も、きれいなものを見たり、おいしそうなお料理が出てきたり、
心に留めておきたいような風景やもの、ひとに出会った時は、
「写真」という確かなものを残しておきたいと思います。
どあんの空間で、そういったお気持ちになってくださったことは、
本当にうれしいことで、それをお断りする理由はありません。
それに、店内では、それぞれのお客様の過ごし方で、
器を手に取り、感じて、見ていただきたいと思っています。
おひとりで、ゆっくりゆっくり選ばれるお客様や、
おふたりで、仲良くお話しをしながら見られる方、
中々難しいことだとは思いますが、来ていただいた皆さまにとって
「心地良い」空間でありたいと思っています。
それぞれのお客様の過ごし方、お気持ちを大事にさせていただきたい。
そのために、出来ることがあれば、していきたいと思っています。
それが、そういった撮影についてのことにもつながってきています。
そして、器を取った時、カタンとなる音ひとつに緊張しながら見ていただくのではなく、
気取らない店でありたい。そう思っています。
今日は長文になってしまいました。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。